不正のリスク
【問題】〇か×か?
監査の過程で入手した情報を批判的に評価する姿勢も職業的懐疑心の保持の一部であり、当該情報が不正による重要な虚偽の表示が行われる可能性を示唆していないかどうかについて、監査人は継続的に疑問をもつことが求められる。
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【解答】〇
【根拠】監査基準委員会報告書第35号「財務諸表の監査における不正への対応」第23項
23.監査人は、職業的懐疑心を保持し、財務諸表に重要な虚偽の表示を生じさせる状況が存在する可能性があることを認識して、監査計画を策定し監査を実施する。不正のもつ特性から、不正による重要な虚偽表示のリスクを検討する場合には、監査人の職業的懐疑心は特に重要である。
職業的懐疑心を保持することは、監査証拠を鵜呑みにせず批判的に評価する姿勢を伴う。また、入手した情報と監査証拠が、不正による重要な虚偽の表示が存在する可能性を示唆していないかどうか継続的に疑問をもつことを求める。
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【問題】〇か×か?
監査の過程で入手した情報を批判的に評価する姿勢も職業的懐疑心の保持の一部であり、当該情報が不正による重要な虚偽の表示が行われる可能性を示唆していないかどうかについて、監査人は継続的に疑問をもつことが求められる。
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【解答】〇
【根拠】監査基準委員会報告書第35号「財務諸表の監査における不正への対応」第18項
18.不正は、文書を偽造すること、取引を故意に記録しないこと、又は意図的な不実表示を行うことのように、不正を隠蔽するために巧妙かつ念入りに仕組まれたスキームを伴うことがあるので、監査人にとって不正による重要な虚偽の表示を発見できないリスクは、誤謬による重要な虚偽の表示を発見できないリスクよりも高くなる。そのような隠蔽が共謀を伴っている場合には、さらに発見することが困難になる。また、共謀は、監査証拠が実際には虚偽であるのに、説得力があると監査人が考えてしまう要因となる場合がある。
監査人が不正を発見できるかどうかは、不正の巧妙さや改ざんの頻度と程度、改ざんされた個々の金額の重要性、共謀の程度、関与した者の組織上の地位などに依存している。会計上の見積りのような経営者の判断を要する領域において虚偽の表示を発見した場合、監査人が不正の可能性を識別できたとしても、それが不正によるものか誤謬によるものかを判断することは困難である
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【問題】〇か×か?
不正のリスクの評価にあたって、不正のリスクに関する経営者による評価、及び不正を防止し発見するために構築した内部統制に関する経営者による評価について、監査人が経営者に質問することは有益である。
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【解答】〇
【根拠】監査基準委員会報告書第35号「財務諸表の監査における不正への対応」第35項
35.経営者は、内部統制の構築及び維持、並びに財務諸表の作成に関し責任を有する。
したがって、不正のリスクに関する経営者による評価、及び不正を防止し発見するために構築した内部統制に関する経営者による評価について、監査人が経営者に質問することは有益である。
経営者による評価の内容、範囲及び頻度は、企業により様々である。ある企業では、経営者は、年次ベースで又は継続的な監視活動の一部として、詳細な評価を実施する。また、別の企業では、経営者による評価は、制度化されているとまではいえず、かつ頻度も多くないことがあり得る。特に比較的小規模な企業では、その評価の焦点を、従業員不正に関するリスクや資産流用に関するリスクに置くこともある。
経営者による評価の内容、範囲及び頻度は、企業の統制環境についての監査人の理解に影響を与える。例えば、経営者が不正のリスクに関する評価を行っていない場合は、経営者が内部統制を重視していないことを示している可能性がある。
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【問題】〇か×か?
不正な財務報告とは、財務諸表の利用者を欺くために財務諸表に意図的な虚偽の表示を行うことであり、計上すべき金額を計上しないことや、あるいは必要な開示を行わないことは不正な財務報告には含まれない。
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【解答】×
【根拠】監査基準委員会報告書第35号「財務諸表の監査における不正への対応」第8項
8.不正な財務報告とは、計上すべき金額を計上しないこと又は必要な開示を行わないことを含む、財務諸表の利用者を欺くために財務諸表に意図的な虚偽の表示を行うことである。不正な財務報告は、次の方法により行われる場合がある。
・ 財務諸表の基礎となる会計記録や証憑書類の改ざん、偽造又は変造
・ 取引、会計事象又は重要な情報の財務諸表における不実表示や意図的な除外
・ 金額、分類、表示又は開示に関する意図的な会計基準の不適切な適用
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【問題】〇か×か?
不正のリスクの評価プロセスで入手した証拠と、経営者への質問に対する回答との間に齟齬が生じている場合は、経営者不正による重要な虚偽表示のリスクに関する有益な情報を入手する端緒となる。
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【解答】〇
【根拠】監査基準委員会報告書第35号「財務諸表の監査における不正への対応」第42項、第47項
42.監査人は、質問に対する経営者の回答を評価する場合には、経営者が通常、最も不正を行い易い立場にあることを認識し、職業的懐疑心を保持する。したがって、監査人は、質問に対する回答を他の情報で裏付けることが必要かどうかを職業的専門家としての判断により決定する。監査人は、質問に対する回答が首尾一貫していない場合には、それを解明するよう努める。
47.監査人は、経営者に対する質問への回答を確かめるために、監査役等に質問することを検討する。これらの質問に対する回答が首尾一貫していない場合には、監査人は、それを解明するために追加的な監査証拠を入手する。監査人は、監査役等への質問により、不正による重要な虚偽表示のリスクを識別する場合がある。
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